トラックは寿命が長い

一般の乗用車であれば、10万~15万キロくらい走ると廃車にしてしまうことが多いです。

そのくらいの走行距離になると、中古車としての価値がほぼゼロになってしまうため、買い替えをする際には廃車という選択をしてしまうでしょう。

これに対して、トラックの場合には乗用車よりも寿命が長めです。20万キロくらいの走行距離では、長い部類に入らないでしょう。

50万キロ以上走っているトラックも少なくありません。
性能だけでなく乗用車は外見も大事ですが、トラックは外見の重要度が低く、安全な走行さえできれば古くなっても廃車にせず使用し続けることが多いのです。

概ね10年以上使っていると、トラックでも修理が必要な箇所が増えてきます。修理費用がかさむようであれば、廃車にして新しいトラックに買い替えることも検討しなければなりません。
トラックは新車登録から11~15年くらいで廃車にすることが多いです。

整備状況が良ければ20年くらい保つこともあります。

 

トラックを廃車にする手続き

使用しているトラックが寿命で廃車にする際には、陸運局で手続きを済ませておく必要があります。
運送会社などではたくさんのトラックを所有しているため、寿命で廃車にする予定のトラックは邪魔にならない場所に移動させておくこともあるでしょう。

業務が忙しいと、つい廃車の手続きを後回しにしてしまいがちです。

しかし、廃車の手続きをしないまま放置しておくと、手続き後に返金される自動車税や自賠責保険料の金額に影響してきます。

そのため、なるべく早めに手続きを済ませておきましょう。

廃車にするのはトラックであっても、通常の乗用車とほぼ同じ内容の手続きです。

業者に解体してもらってから、解体証明書をもらい、ナンバープレートとともに陸運局に提出するという流れです。
手続きが完了すると廃車証明書が発行されます。廃車の手続き自体はそれで完了ですが、自動車税の停止手続きも必要です。

また、トラックは国内で中古車としての需要がなくても、海外で売れることから、古いトラックを買い取ってくれる業者もあります。

廃車にする前に査定に出してみるのもいいでしょう。